COMPANY

幼少期、私は家庭環境の影響から「自分の想いが十分に尊重されず、周囲の都合に合わせざるを得ない」という経験を度々してきました。そのため常に「もっと自分の意志を大切にできないか」という問いを抱えており、これが原体験として今の仕事に大きく繋がっています。

大学卒業後は、外資系コンサルティング会社をはじめとする複数の企業で、経営戦略立案や新規事業立ち上げ、組織マネジメントに携わりました。その過程で痛感したのは、「論理的に優れたプランがあっても、実行に移す主体である人の内面が納得していなければ、成果に結びつきにくい」という現実です。 逆に、急成長スタートアップで取締役として組織づくりを行ったときには、いかに一人ひとりの“やりたい”気持ちを引き出し、チーム全体を巻き込むかが成否を左右する――そうした状況を何度も目の当たりにしました。

こうした実践から得た私なりの見解（いわゆる“持論”）を、“理論知”として確立するきっかけになったのが認知科学との出会いです。 脳や無意識の仕組みを体系的に学ぶことで、「なぜ人は変わりたくても変われないのか」「どうすれば個々人の本来の意欲を高め、行動を持続させられるのか」という問いに、より客観的かつ実証的な答えが得られるようになりました。 いわば、幼少期から抱いていた問題意識や、コンサル・スタートアップでのマネジメント経験が“点”として散らばっていたものが、認知科学を学ぶことで“線”として繋がり、明確なアプローチへと昇華したのです。
この「実務経験×認知科学」の融合こそが、私たち株式会社風凜が提供する価値の源泉です。 戦略面・組織面のロジックをおさえつつ、一人ひとりが自発的に動けるよう無意識レベルのブレーキを外すアプローチを組み込むことで、個人と組織の変革を同時に加速させる――これが私たちの強みです。 これからコンサルティング・コーチングスクール・パーソナルコーチング・人材キャリア支援・コミュニティ運営など、多角的なサービスを展開していく予定ですが、一見多様に見えるこれらの事業もすべて同じ思想で繋がっています。
私自身の原体験も含め、これまで培ってきたノウハウと理論知を武器に、風凜は「人が自分らしく活躍しながら、組織や社会にイノベーションをもたらす」環境づくりに全力を注ぎます。 何かしらの停滞感や変革の必要性を感じている組織・個人の皆さまにとって、私たちのサービスが新たな可能性を切り拓く一助となれば幸いです。 どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

代表取締役CEO 　小澤哲也